るろうに剣心のお庭番衆の強さを紹介!彼らが物語に与えた影響とは?

この記事では、るろうに剣心のお庭番集について紹介します。

お庭番集は東京編に出てきますが、京都編にも別の連中が出てきます。

「どういう人々が居るか分からない」

というあなたのため、彼らの能力や経歴を詳しく紹介します。

蒼紫については別記事で紹介しているので、特に蒼紫と最後まで行動を共にした他のメンバー4人をメインで紹介します。

また、彼らが物語に及ぼした影響についても考察しますので、ネタバレだけご注意で、是非ご参考になって下さいませ。

 

るろうに剣心のお庭番衆とはどんな存在?

るろうに剣心のお庭番集を簡単に説明すると、「隠密御庭番衆」という組織で、江戸幕府に所属し、主に情報収集や隠密活動を行っていた集団です。

そのメンバーとして。

  • 柏崎念至(翁)、
  • 四乃森蒼紫、
  • 黒尉、
  • 白尉、
  • 増髪、
  • 近江女
  • 般若、
  • 式尉、
  • ひょっとこ(火男)、
  • 癋見、

などで構成されております。

彼らは普段は料亭を営んでいましたが、有事の際には忍具や武術を使って隠密活動を行い、伝書鳩やのろしを使って情報を伝えました。

彼らは剣心たちの活躍にも深く関わり、東京編では一戦交えて、京都編では比古の探索や志々雄の策謀を阻止するために活躍しました。

しかし、幕末の大政奉還に際して解体され、多くの隠密たちは明治時代にも生きることができましたが、その中には生きることができなかった者たちもいました。

それが般若、式尉、ひょっとこ(火男)、癋見の四人であり、お頭である四乃森蒼紫と行動を共にしておりました。

 

るろうに剣心のお庭番衆の特徴や力量は?

お庭番衆の中で、剣心達との戦闘の描写があり、蒼紫と関係が深かった般若、式尉、ひょっとこ(火男)、癋見を紹介します。

お庭番衆、般若の実力、エピソードは?

般若は、江戸幕府の隠密集団である「御庭番衆」の忍者であり、幕府瓦解後は武田観柳に雇われておりました。

彼は、蒼紫に救われた経験から、彼に忠誠を誓っている一番弟子だと言っても過言ではありません。

また、身長166㎝、体重55㎏で、細身でありますが、彼は変装の名人でもあり、敵側のスパイも出来る、お庭番衆の中では重要人物の一人だといえます。

東京編で登場し、蒼紫・式尉と共に、観柳の悪事を暴くべく屋敷に乗り込んできた剣心一派と交戦。剣心を伸腕の術(しましまの腕で、その腕の長さや間合いを錯覚させるもの)で翻弄するも破れる。

ただ、楽勝したわけではなく、逆刃刀を物差しの代わりにして、間合いを正確に捉え直すなどしてやっと勝てたので、剣心も少し危なかったんです。

その後、観柳が口封じのために蒼紫を処刑しようとした際には自ら時間を稼ぐため剣心の囮となり、観柳の凶弾に敗れました。

蒼紫から他3人の遺体と共に首だけ斬り落とされて関東の森に葬られた後、遺体は蒼紫に引き取られ縁の地・京都に眠ることとなる。

また般若は、先代御庭番衆頭の孫である巻町操のお世話係をしており、操自身も「般若くん」と呼んで大変に慕っていることがうかがえます。

亡くなった跡、京都編で操の夢(幻)の中に現れ蒼紫が操の元へ帰ってくる事を伝える等やはり亡くなった後も操の事を気にかけていた様子です。

この激励があって、操は命を救われました。

※般若については別記事もあります。

お庭番衆、式尉の実力、エピソードは?

式尉は、江戸幕府を守護する忍者集団「御庭番衆」の忍者です。

元は薩摩藩の密偵だったが、お庭番衆の若頭だった四乃森蒼紫に敗れて帰順した。

大政奉還に伴い蒼紫と行動を共にしていた巨漢で、ムキムキの体を持り、その傷だらけの身体はあらゆるドーピングにより鋼の肉体を有して、左之助の攻撃をはじくほどです。

彼も左之助に敗北した後、武田観柳がガトリング砲で邪魔になった蒼紫を始末しようとしたとき、蒼紫の盾になって散っていきました。

ちなみに4人の中で唯一、剣心と戦わなかった人物ですが、左之助から検診の話を聞いて感じるものがあったのか、最後にガトリング砲を持つ武田観柳を倒すために、剣心とすれ違ったときに、

「あのトリ頭(左之助)、あんた(剣心)のこと、えらい褒めてたぜ」という言葉をかけておりましたし、左之助のことを認めた節がありました。

彼についても、立場上剣心らの敵でしたが、こういうエピソードを見ると、根は好漢だったと思われます。

→式尉についての記事はこちら

お庭番衆、ひょっとこの実力、エピソードは?

次にひょっとこについて紹介します。

彼は仲間の癋見、式尉、般若とともに御庭番衆最後の御頭である四乃森蒼紫に随伴していましたが、江戸幕府が瓦解した後は行き場をなくし、阿片の密売を行う青年実業家武田観柳のもとに流れ着きます。

性格は直情的であり自信家で、癋見とは大小真逆の体格であり、反目しながらも連携攻撃をするなどよいコンビでした。

彼は怪力を活かしたお庭番衆の戦闘員で、他に体内に仕込んだ発火装置を用いた火炎攻撃が得意技としています。

ただし、剣心にはその火炎攻撃は通じず、

  • 「そんな大道芸では拙者の神一本燃やせぬでござる」

と言い捨てられました。

彼は、癋見や般若とともに高荷恵を追うために神谷道場を襲撃するが、剣心や相楽左之助の攻撃に敗れ、般若に救出される。

後に、彼は観柳の裏切りを知り、修羅場で囮となって蒼紫を守りながら観柳の攻撃に立ち向かい、ガトリング砲に散りました。

 

次に紹介する癋見とひょっとこについては、般若達と違って(観柳曰く)下級の隠密のようで、最初に仕掛けたのもこの二人でした。

ちなみに操と同じくらいの立場だったのか、上の二人は「般若くん」「式尉さん」と敬称を付けていたのに対して、この二人は呼び捨てていたのもそれを示唆しています。

お庭番衆、癋見の実力、エピソードは?

最後に癋見について紹介します。
癋見はツリ目の小男で、敏捷な動きと指で弾き飛ばす「螺旋鋲」による暗器的な攻撃を得意とする。

しかし、その一芸特化ゆえに大政奉還後は就職先が見つからず、最後の御頭・四乃森蒼紫と行動を共にしておりましたが、他の3人と比べても格下扱いされていたようです。

彼については、すばしっこい動きを生かしたスパイや、小さい暗器の扱いは得意でも、直接の戦闘力は劣るだろうし、仕方ないと思います。

蒼紫が武田観柳の護衛に就いた際には彼に随従し、武田邸を逃走した女医・高荷恵を連れ戻すために観柳の私兵と共に彼女を尾行するが、たまたま彼女が居合せた賭場にいた緋村剣心と相楽左之助に倒されておりました。

武田邸帰還後、失態を取り戻すために観柳から恵拉致班に再び加えられる。ひょっとこ&般若と共に神谷道場に侵入し、二人が陽動している隙をついて恵を捕えようとするも、再び剣心に倒された。

般若に救出され、剣心組にのされた彼とひょっとこは武田邸で療養することとなった。

その後はしばらく武田邸で休んでいたが、けたたましい銃声を耳にして観柳が蒼紫を裏切ったことを知ると、ひょっとこと共に蒼紫救出に向かう事を決意します。

最後は他の三人と同じく、剣心たちの囮になってガトリングガンの弾幕に晒され、壮絶な最期を遂げた。

アニメ版ではこの時、彼の行った最後っ屁の「螺旋鋲」攻撃がガトリング砲にひっかかり、弾を打てなくなり、剣心が観柳を倒すきっかけとなりました。

ちなみに、癋見は一度「毒入りの螺旋鋲」で恵を狙った際、身代わりとなった弥彦を毒で冒し、命の危機に陥らせるという大変なことをしております。

だから癋見は、個人的には結構侮れない奴だと思います。

るろうに剣心、お庭番衆が物語に与えた影響は?

私が思う、お庭番衆4人が物語に与えた影響ですが、何よりお頭の蒼紫の心に一度は影を落としたものの、本当の仲間想いの蒼紫を取り戻すきっかけを与えたのではないでしょうか。

そもそも、武田観柳のせいで、4人を失ってしまいましたが、4人を失う前から蒼紫は少し妄執にとらわれていたと思います。

蒼紫自身が、就職についての仕官の話などはいくらでもあったと言っていますが、前述の般若ら4人は、戦うことしか出来なかったので、その面倒を見る意味も兼ねて共に行動していました。

蒼紫は自身やお庭番衆の強さにプライドを持ち、その強さの追求に執着しており、武田観柳邸でも幕末最強の維新志士である剣心を倒そうとしておりましたし、

  • 「歴史に、もしもはないが、あのとき俺達(お庭番衆)が参戦していれば、勝つのは俺達幕府側だった」

と真顔で公言しておりました。

確かに京都編で志々雄と手を組んだ頃の蒼紫は、仲間の翁をボコボコにするほど「修羅」といえるような異常でしたが、東京編からその片鱗はあったといえます。

だから、「操が憧れた本来の蒼紫自身」を取り戻すには、一度彼の中の全てを壊して、強い衝撃を受ける必要があったと思います。

蒼紫を取り戻すきっかけを与えてくれたのが何より4人の最期、そして、剣心との再戦時の剣心の言葉だったのではないでしょうか?

仮にあのまま4人が生きていたら、京都編での異常な蒼紫にはならなくても、4人に幸せな就職先が見つからない限り、東京編での強さを追求していた「あの蒼紫」が続いていたと思います。

よって、4人の最期自体は悲しい出来事でしたが、蒼紫が変わる強い衝撃を与えたという意味ではいいきっかけだったかもしれません。

そう言えると思います。

でも、ガトリング砲で4人が志半ばに散っていくシーンは小学生当時、悲しかったな。

るろうに剣心、お庭番衆のまとめ

最後に、るろうに剣心のお庭番衆についてまとめます。

  • るろうに剣心のお庭番集は、「隠密御庭番衆」という組織で、江戸幕府に所属し、主に情報収集や隠密活動を行っていた集団。
  • そのメンバーとして、柏崎念至(=翁)、四乃森蒼紫、黒尉、白尉、増髪、近江女という京都の葵屋に居る人々と、般若、式尉、ひょっとこ(火男)、癋見という他界した4人がいます。
  • 般若、式尉、ひょっとこ(火男)、癋見の4人は、戦闘や一芸しか出来ないため就職先が見つからず、蒼紫が面倒を見るような形で一緒に行動をしていたが、全員武田観柳邸でガトリング砲に敗れる。
  • 蒼紫についていった4人は壮絶な最期を遂げ、その悲しみで蒼紫が修羅道に落ちたが、蒼紫が本来の自分を取り戻すきっかけになったとも言える。
  • 柏崎念至(=翁)、四乃森蒼紫、黒尉、白尉、増髪、近江女は京都編での志々雄一派との戦いの後も生き残り、葵屋で幸せに暮らしている。

「るろうに剣心」は北海道編が始まっており、蒼紫の再登場が示唆されております(姿が出ている)。

蒼紫は、身内の不祥事の始末で北海道にはすぐには行けないが、このまま何も登場せず終わることが考えにくいと思います。

あなたも、今後の蒼紫がどういう形で登場し、どういう活躍をするか見守っていってくださいませ。

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