この記事では、るろうに剣心の四星の紹介をしたいと思います。
四星といえば、いかにもやられ役って感じのキャラですけど、人誅編の最後の方、縁の海上のアジトに出てきました。
では彼ら四人を紹介すると共に、四人の中で誰が一番強いのか検証したいと思います。
るろうに剣心の四星(スーシン)の強さランキング、四人はどんなキャラ?
四星(スーシン)は呉黒星(ウー・ヘイシン)の直属の護衛である青龍・朱雀・白虎・玄武という四つ子の戦士です。
強さのランキング付けをすると、
- 1位朱雀(蒼紫と戦った)
- 2位青龍(斎藤と戦った)
- 3位玄武(弥彦と戦った)
- 4位白虎(左之助と戦った)
だと思います。
そもそも四星とは、呉黒星(ウー・ヘイシン)の側近で、上海マフィアのメンバーである雪代縁を守るための存在です。
るろうに剣心で一番必要ないバトルこと四星戦、うちも完全に忘れてたけど四星で弥彦に敗れ去ってたのは玄武さんだったね pic.twitter.com/vMP6LDLm7K
— みながわさん (@minagawagbf) September 8, 2020
四星は四つ子で、それぞれ青龍・朱雀・白虎・玄武の名を冠しており、禿げ頭で額に自分の担当する四聖獣の名前が刻まれ、頭部にはそれぞれの聖獣を意識したような刺青が施されております。
普段は黒星(ヘイシン)のボディガードですが、彼により護衛の任を解かれると、四つ子のメンバーは本来の「四神」としての武人となり、作中の設定では四人が揃うと雪代縁と互角の実力を持つとされます。
雪代縁と同等の力ってホンマかいな?いかにもやられ役って感じのキャラだけど…
と思ったのは私だけでは無いと思います。
それもそのはず、実際の漫画では、斎藤、蒼紫、左之助、弥彦など、それぞれにボロが出た瞬間にあっけなく敗北。
つまり、かませ犬のような扱いでしかなかったのです。
※ただし、青龍と朱雀は結構善戦していました。
また、彼らは相手が敗れて散っていく様を見ることが何よりも好きなドSで、ほぼ全員がその性格の悪さから来る傲慢さで敗北し、斎藤や蒼紫にも呆れられ、結局命を取ることまではしませんでした。
設定からしてやられ役ですね。
ただし、黒星はロクに見ていなかった斎藤と蒼紫の能力を一目で見抜き、それぞれに適した者で挑んだり、実力者であることを示す描写もあった。
先ほどのランキングで、青龍と朱雀の二人を上位に入れたのはこれによります。
実際、斎藤も青龍に対して「主と違って少しは使えるようだ」と認めていますからね。
そして、実際の強さも、かなりバラつきがありました。
そのため、本来は1対1よりも、兄弟4人で力を合わせて、互いの弱点を補い合った集団戦法の方が得意だと思われます。
本編の漫画では、「一人で相手一人を仕留めること」を命じられたため、敗北してしまいましたが、もしも集団戦法で戦われた場合、剣心チームは一緒に戦った経験がほとんどないため、チームワークが十分ではなく、より苦戦することがあったかもしれませんね。
この点については、(「四神」の実力を信じていたとしても)「一人一殺」を命じた黒星の指揮ミスと言えるでしょう。
その意味でも、「主は使えない」と示唆していた斎藤の読みは合っております。
以下で考察していきます。
■るろうに剣心の四星(スーシン)の朱雀は強いのか?
まず四星(スーシン)の朱雀ですが、彼は蒼紫と戦って善戦し、彼の小太刀二刀流の回転剣舞六連をコピーしており、最強だと思います。
相手の戦法を模倣する攻撃を得意としますが、何より蒼紫の小太刀の技を完璧に模倣していますからね。
そして、ただ模倣するだけではなく、敵の微妙な呼吸、目の動き、筋肉の動きなどを素早く察知し、初めて見る敵の技を全く同じタイミング・スピードで模倣することができるという、非常に優れた能力を持っています。
蒼紫の二等小太刀が利かない点を見ても、彼の実力はおそらく「四神」の中でも最強と言っても過言では無いと思いますね。
朱雀の武器は、翼の意匠が付いた二刀流の剣「朱雀双剣(チューチャーフェンギム)」で、蒼紫と対決し、御庭番衆の「剣技」を事前情報無しの初見で完璧にコピーし、「回天剣舞六連」まで含めて披露しました。
実際に蒼紫の肩を軽く切り裂き、更に剣技の中で瞬く間に小太刀を彼の手から両方共弾き飛ばし、勝利を確信しました。
つまり、彼の技は模倣するだけでなく、相手の実力を凌駕するレベルのものを出せるので、それだけ彼は優れていると思われます。
しかし、「剣技」以外の模倣が疎かで、蒼紫の拳法による蹴りにやられました。
たしかに剣心との初戦で蒼紫は拳法家だと言っておりましたが、これは久しぶりの披露でした。
彼は蒼紫から技を盗んで再度繰り出そうとしたが、「朱雀双剣」は自分の剣であるため、太刀筋は百も承知であり、最終的に片方を折られてしまいなすすべもなく敗北しました。
彼は拳法家であることを見抜いて、それも模倣したら四人の中では最強だったと思います。
ただ蒼紫が拳法家であることに気づけなかった読みの甘さというか、そもそも調べが足りなかったのが残念で、これを克服できて拳法もコピーしていたら危なかったですね。
蒼紫はいわば、剣術と拳法という意味での二刀流ができたらかよかったものの、基本は格闘技だけの左之助、剣術だけの弥彦だったらかなり危なかったかも知れません。
斎藤は剣術ばかりが目立ちますが、八つ目や左之助、青龍との戦いを見る限り、刀無しでの素の力も結構強いので、牙突をコピーされても蒼紫と同じ理屈で倒せたと思います。
るろうに剣心の四星(スーシン)の青龍は強いのか?
まず、四星(スーシン)の中の青龍ですが、この中ではかなりマシだと思われます。
彼は四神(スーシン)の中でも最も相手の技を見抜くことが得意で、武器として「青龍大刀(チェンロンダイトウ)」という巨大な刀を持っています。
斎藤と戦いながら、彼は自分の左腕を負傷しながらも、相手の「牙突」の弱点を一発で見抜き、2回目と3回目の攻撃の際にカウンターを仕掛けて彼の右肩と右腕を負傷させました。
おそらく剣心を除いた中で最強の武士である斎藤を相手にして、これをやっただけでも評価できると思います。
しかし、4回目の攻撃では斎藤に偽装された握撃で顔面を握り潰され、更なる「牙突」で「青龍大刀」も破壊されて敗北してしまいます。
斎藤は「勝ち戦でしか笑えない男」と言われるほど、戦いに身を置くことに快楽を感じている人物で、彼の強さは「牙突」だけでなく、彼の正義「悪・即・斬」に基づいた勝利への執念にあります。
それが、斎藤と青龍の運命を決める差になりました。
「牙突を攻略したくらいでは斎藤を倒せない」と剣心が言っているように、斎藤と青龍ではメンタルの差が大きかったですね。
それと、やはり斎藤を「牙突だけの男」だと思い込んでしまった彼の甘さが原因でもありますけどね。
また、青龍は闘いの最中に笑うことを無礼だと思っている癖がありますが、優勢になると笑ってしまうことがあります。
しかし、彼は兄弟たちよりも武人としての精神面で成熟しており、彼が長男かもしれないと考えられます。
総合的に見て四人の中ではかなりマシだと思います。
■るろうに剣心の四星(スーシン)の玄武は強いのか?
では次に弥彦と戦った玄武ですが、ここからは側近としての強さがあるのか怪しいです。
彼は「四神(スーシン)」の中でもっとも冷静で思慮深く戦う人物と言われています。
が、実際には未来を持つ人物を妨害することが好きな卑劣な奴で、武器は三節棍を変形させた「玄武蛇棍(ユンモウセイクァン)」である。
弥彦と対峙し、変形する棍で二度「刃渡り」を封じることに成功し、それを喜んでいたが、弥彦をボコボコにして次の相手に向かおうとしていた時、彼に力比べを挑発される。
そもそもボコボコにした後すぐにとどめをさすか、挑発に乗らずにいても良かったのですが、油断して挑発に乗ってしまいました。
齢10歳程度の少年に挑発されている…この時点でもう既に甘いよね。
そして弥彦に言われた通りに棍を打ち出したが、弥彦が気迫を込めて編み出した「刃止め」の応用によって棍の先端を抑えられ、逆に棍を封じられてしまいます。
押しても引っ込めても「刃渡り」が待ち受けるが、何もしなければ棍が壊れてしまう完全に行き詰まった状態に陥り、落ち着くことができずに混乱した末に玄武は棍を破壊されて敗北します。
彼は兄弟の中でもっとも思慮深いと言われていたが、実際には戦闘経験に欠けており、青龍や朱雀と比べたら弱いでしょうね。
そして、心理的な挑発に乗るなど、冷静で思慮深く戦うというのは「看板に偽りあり」状態だと思います。
四人の中では弱い部類ということで三位としました。
るろうに剣心の四星(スーシン)の白虎は強いのか?
最後に白虎ですが、これが最弱だと思います。
彼は「四神」の中で唯一の拳法家で、彼の指先の拳法は柔軟で、無限のバリエーションを持ち、攻撃する部位に最も大きなダメージを与えます。
また、腕輪がメリケンサック状に変形する『白虎掌拳(バーフーチェムクン)』が彼の武器で、他の3人とは違い、攻撃に特化しており、そのために最も激しい攻撃を行うことができます。
その意味では左之助と似たようなタイプだと思います。
しかし、逆に言うと、攻撃以外はほとんど無思考で戦っております。
おそらく単独なら斎藤、蒼紫、左之助、弥彦の四人の技の中でも攻撃力を持つ二重の極みを習得している左之助には相手が悪いと言わざるを得ないでしょうね。
ただ、斎藤と当たったとしても、彼は防御がおろそかだった左之助を一度拳だけでボコボコにしているし、蒼紫の小太刀は防御に優れた武器で通じないと考えられる上、蒼紫自身も拳法家です。
弥彦になら勝てたかも知れませんが、左之助にはそもそも勝つのは無理でしょうね。
実際の戦いでは左之助は、彼の多彩な技によって翻弄されました。
しかし、左之助は「グダグダうるせェ上に小技がチマチマウザってェ」と一蹴し、「まぐれ当たりの一発で良い気になるな、身の程知らずが」と嘲笑されるという罵声の浴びせ合いのような戦いでしたね。
最後に、左之助は「スカッと一発、会心の一撃を見せてみろ」と言い、構えました。
青龍はわざわざ砂で目を潰し、自身の「大技」である上記のメリケンサックを用いた『白虎掌拳裏拳型・鉄鬼』を浴びせたが、大したダメージを与えることはできなかった。
そもそも左之助は打たれ強いので、こういった小細工は通じないですし目つぶしは無駄ですね。
最終的には、左之助の「大技」である『二重の極み(左手を併用した左之助版)』に敗北しました。
やはり二重の極みをもろに食らったら終わりだよね。総合的に見ると、彼が一番見せ場がなかったかも。
小技が多くても対戦相手にこれと言ったダメージを与えられていない点で、白虎の戦闘力が最下位とさせていただきました。
青龍と朱雀も大したダメージは与えられておりませんが、斎藤と蒼紫相手に善戦したと言うことで、このランキングとしました。
玄武は精神の甘さを克服し、相手を倒すことにフォーカスしたらマシだと思いますし、左之助は白虎や番神みたいな豪傑なおバカキャラには強いですが、冷静に戦う相手を左之助は結構苦手としています。
実際に左之助は、斎藤や蒼紫には歯が立っておりませんからね。
斎藤とは現にフルボッコにされており、蒼紫はアニメ版で、観柳邸で一瞬交戦しましたが、左之助の攻撃はあっさり交わされておりましたし、蒼紫自身も拳法家なので左之助は絶対勝てないと思います。
よって、左之助の相手が相手が冷静に戦う玄武だとしたら、勝てたかも知れませんが白虎よりは苦戦したと思います。
るろうに剣心の四星(スーシン)の強さランキングまとめ
最後にるろうに剣心の四星についてまとめます。
- 呉黒星(ウー・ヘイシン)の側近で、雪代縁を守るためのキャラ。名前は青龍、朱雀、白虎、玄武。
- 強さランキングとしては、1位朱雀(蒼紫と戦った)、2位青龍(斎藤と戦った)、3位玄武(弥彦と戦った)、4位白虎(左之助と戦った)と考えられる。
- 朱雀は相手の戦法を模倣する攻撃を得意としますが、何より蒼紫の小太刀の技を完璧に模倣しており善戦したが彼の拳法にやられた。
- 青龍は最も相手の技を見抜くことが得意で牙突の弱点を見抜いたが、悪即斬の信念には勝てず、彼の素手の腕力に負けた。
- 玄武はもっとも冷静で思慮深く戦う人物だが、弥彦を一度はボコボコにしたものの、挑発に乗り負けた。
- 白虎は激しい戦いを得意としていたが、小技ばかりで、左之助の二重の極みに簡単にやられた。
結局四人とも、全員噛ませ犬的な存在でしたが、青龍と朱雀は場合によっては相手を窮地に立たせることが出来たかも知れません。
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