この記事では、「るろうに剣心」の尖角について紹介したいと思います。
尖角とは、「るろうに剣心」に出てきた悪役ですが、雑兵よりはるかに強いキャラでありながら、なぜか十本刀に入っていないキャラでした。
尖角がどういうキャラなのか紹介し、彼がなぜ十本刀には入れなかったのか、その原因を紹介したいと思います。
この記事は、るろうに剣心の敵キャラに興味がある人に役立ちます。
るろうに剣心の尖角とは?
尖角は志々雄の部下であり、新月村を支配している悪役です。
十本刀ではないものの、一般人ではとても手に負えない巨漢で、怪力とそれに似合わないスピードの持ち主。
完全スキンヘッドの三角頭で、全身タイツのような姿の大男です。
得意武器は握り斧のような刀で、ぶんぶん振り回して剣心に襲いかかりました。
その悪事はすさまじく、警官や政府の役人、村人を全て手にかけて、新月村を地獄絵図にしていました。
なんていうひどい奴でしょう…。
その数としては、既に99人を手にかけており、新月村に来訪した剣心を100人目にしてやると豪語して、志々雄が剣心と尖角を戦わせました。
結果、尖角は剣心以上の(?)パワーと剣心と同程度のスピードで、握り斧を振り回します。
また智恵は働かないタイプのようで、その戦いも頭が悪く、最初は剣心は志々雄に手の内を見せないため、逃げ回るだけでした、が、剣心は徐々にスピードを上げていたのに気づきません。
尖角はそれに気づかず、剣心と全く同じスピードで動き回ったら、その巨体に膝が耐えられずに自滅しました。
なんという情けない負け方でしょう…。
そのときに志々雄から、
「このまま抜刀齋に技一つも出させないまま負けてみやがれ、俺が直々にお前(尖角)をぶっ倒してやる」
という言葉を受け恐怖します。

完全な小物キャラで尖角がさすがにかわいそうだね…。
そのとき、情けをかけた剣心が尖角のあごに、飛天御剣流、龍翔閃を喰らわせて倒しました。
このことが彼の心に何か変化をもたらしたらしく、アニメ版ではそのことが描写されております。
その後、警察に捕縛されました。
「るろうに剣心」の尖角は、なぜ十本刀になれなかったのか?
前述のように、結構残念な結果になった尖角ですが、実は十本刀になる構想があったことが、コミックス版の裏話として掲載されておりました。
それなのになぜこんな「噛ませ犬」みたいな扱いになり、十本刀に入れなかったのでしょうか?
ここからは、なぜ尖角が十本刀になれなかったのか考察を加えます。
尖角が十本刀になれなかった、すぐ思いつく1つ目の理由とは?
まず、尖角が十本刀になれない1つ目の理由。
それは持ち技がショボいこと。
アニメでも漫画でも尖角の戦いを見た限りですが、握り斧のようなもので、走りながら剣心に襲いかかるだけ。
また技名の詠唱もなければ、それらしい技が何もありません。
だから、尖角ってどんな戦いをするのかと聞かれても、
「巨体に似合わない素早い動きで、握り斧を振り回しているしか印象がない」
としか言いようがないのです。

蝙也でさえ、「飛空発破」という技名で、上空から爆弾を落としているのに…。さすがに尖角は戦闘力低そうよね。あと戦いを見る限り、自爆することに気づかずに動きまくっているし、頭もそんなに良くなさそう(笑)。
尖角が十本刀になれなかった、決定的な2つ目の理由とは?
次に、これが決定的だと思うのですが、戦闘力は少しはあるものの、見せ方が悪く何より実績がショボいこと。
確かに尖角は栄次の両親や、新月村の人々を手にかけておりますが、それだけです。
それと99人を倒したと豪語していますが、「99人じゃ大した数じゃないぜ」と斎藤に鼻で笑われておりましたからね。
しかも、その倒した99人も名だたる剣客を倒したわけではなく、おそらく自分より弱い村人のことでしょう。
名だたる剣客を倒したのなら、その名前を言うはずですし、弱い物いじめしか出来ないと考えて間違いないと思います。
99人自体も大した数ではないとしたら、そんなショボい実績を豪語しているようでは、志々雄の目にとまらないのも当然ですね(笑)。
※このことは、アニメ独自のシーンで、宗次郎が先覚と個人的に話すシーンがあり、「志々雄からは既に戦力外と見放されている」と話すシーンからもそれがうかがえます。
ちなみに、巨体を生かした強力キャラでいくのならば、残念ながらその場合はより強力でより巨体を持っている不二が居ます。
十本刀にはそれ以外にも、話術に長ける才槌、飛翔術の蝙也、大釜武器を操る鎌足、刀のエキスパート張など、破壊の極意を持っている安慈など、特徴が有りますよね。
実際に十本刀は「明王の安司、刀狩りの張」などのキャッチフレーズもあるし覚えやすいです。
それに比べて、尖角はキャッチフレーズもなく、存在も地味です。
つまり、実績もショボいし、存在感もないようなので、志々雄の目にとまらず、十本刀には入れないのも納得だと思います。
尖角が十本刀に出世する方法とは?
尖角が十本刀になるためには、まず、村人のような非戦闘員ではなく、そこそこの強さを持つ相手を仕留めて、実績を積む必要があると思います。
そうでなければ、志々雄の目にとまりませんからね。
そのためには、得意の握り斧を用いた技を開発することが大事だと思います。
握り斧をジャグリングのように使えるまで上達し、ブーメランのように相手に投げつける技。
他に、あの作品の世界観なら、雷十太のように握り斧を超神速で振り下ろして飯綱を飛ばす技なども開発できそうです。
あと、巨体を生かした体術技などもありそうですね。
しかし実際にやっていたのは、怪力や巨体、スピードにうぬぼれて戦術を開発することも怠って、握り斧を振り回して追い詰めるだけ。
雷十太もそうでしたが、尖角も慢心せずにもう少し修行の必要がありますね。

地味だし弱いし、大した技もないし、実績も上げていないし、尖角は今のままでは単純な実力不足だと思うわ。頑張れ尖角(笑)
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