るろうに剣心の雷十太(らいじゅうた)は本当に弱い!?彼の唯一の弱点とは?

この記事では、るろうに剣心の雷十太が本当は強いことを紹介したいと思います。

(ネタバレ注意でお願いします)

「え?雷十太って、剣心にあっさりやられたあの雷十太だよね?」

と思いました?

私は本当は彼は恐るべき力を持っていると思います。

でも、雷十太(らいじゅうた)は作中では剣心を怒らせてあっさりやられていたし、斎藤に愚物(ぐぶつ)といわれており、扱いはいいとは言えません。

今回は彼の強さについてまとめてみますので、是非参考にして下さい。

るろうに剣心の雷十太(らいじゅうた)ってどんな人物?

雷十太(らいじゅうた)は本名は、石動雷十太(いするぎらいじゅうた)。

彼は真古流という剣術を掲げ、その中身は「人をあやめる剣が至上だ」という主義主張を掲げ、全国各地の竹刀剣術道場を片っ端から潰して回っていた、要するに悪党です。

そして、刀剣商の息子、塚山由太郎の師匠に当たる人物です。

これは、塚山親子が強盗に襲われていたのを雷十太(らいじゅうた)が助けたことで、塚山由太郎の剣術指南役として招かれたのです。

由太郎自身も雷十太(らいじゅうた)を尊敬しておりました。

しかし、これは雷十太(らいじゅうた)が資金を欲していたため、塚山家を資金源として利用するために起こしたお芝居でした。

かなり悪質です。

しかも、雷十太(らいじゅうた)が由太郎に剣術の稽古を付けたことは一度もありません。

最低の外道です。

その後、剣心の腕を見込んで真古流に勧誘するが断られたことで、剣心を力尽くで引き入れようとして奇襲をしかけたときに、事故で由太郎の腕に一生モノの傷を負わせてしまったのです。

それにより剣心の怒りを買い、飛天御剣流の一撃を食らって、敗北。

さらに弥彦を人質に取るなど、卑劣な手段も辞さない様になりますが、

「さつ人剣とは、奪った命の重みで奈落に落ちる剣、それがわからぬお前は剣客としては弥彦より劣る」

という剣心の強い一言で剣客としての心も砕かれます。

…以上が雷十太(らいじゅうた)の簡単な略歴ですが、このように小物扱いされている、ある意味かわいそうなキャラです。

本当にしょうもない奴だったね。

というのが私の当時の感想で、こう思う人も多いと思います。

しかし本当に彼は単なるザコなのでしょうか?

以下で考察します。

るろうに剣心の雷十太(らいじゅうた)は本当は優れた剣客ではないか?

では、「雷十太(らいじゅうた)=弱い」という認識のアンチテーゼというか、雷十太(らいじゅうた)が本当は優れた剣客だということを考察したいと思います。

まず、雷十太(らいじゅうた)最大の特徴としては、彼の持ち技、飯綱です。

この飯綱とは、雷十太(らいじゅうた)が古流剣術の秘伝書を読んで会得した秘剣です。

それは、高速で剣を振るって鎌鼬を起こし真空の刃で切り裂く技です。

実際に竹刀や真剣で飯綱(かまいたち)を起こしていました。

相手の竹刀をまっ二つにし、また事故とは言え由太郎の腕を切断して剣術が出来ないようにしましたし、剣心にもかすり傷を負わせて、そのことで少し左之助をビビらせたりもしていました。

かまいたちについては、「空中に突如起きた真空が人体に触れて起こる事故」とありますが、実際には人体が切り裂かれるほどの真空が自然に発生する事はまず無いと言われております。

しかし、自然の状態でさえまず発生しない「かまいたち」を、雷十太(らいじゅうた)は作れております。

よく考えたら、かなりの速さと剣圧で剣を振るわないと、生じないのではないでしょうか?

雷十太(らいじゅうた)と言えば、視聴者や漫画を読んだ人から小物扱いされてたけど、これってすごいことだよね?

実際の雷十太(らいじゅうた)の技としては

  • 纏飯綱(まといいづな)
  • 飛飯綱(とびいづな)

という二つの技を持っており、原作では防御不可能な技でした。

アニメでは逆刃刀で切り裂くことでも無効化されておりますが、それでも切り損ねたらきれいに切断されます。

剣心のような神速ならともかく、剣心以外の相手では避けるしか対処不可能な技、それが纏飯綱と飛飯綱です。

そう考えたら強いと思いませんか?

しかも、纏飯綱は接近戦用ですが、飛飯綱は遠距離戦用で、遠くへ真空を飛ばすことが出来ます。

特に飛飯綱を雷十太(らいじゅうた)は連発することが可能で、これさえあれば、スナイパーのように遠くから狙撃することが出来ますよね?

 

手段としては卑怯ですが、理論上、相手に気づかれない距離から飛飯綱で狙い撃ちすれば、大抵の相手は気づかれないまま倒せるのではないでしょうか?

このように実はすごい技を使えるのが雷十太(らいじゅうた)なのです。

「飛飯綱か、拙者には出来ぬな」

と剣心も言っていたので、実は剣心以上の剣圧や速さを持っている可能性があります。

もう一つ、アニメ版では剣を大振りする事で竜巻を起こす事も可能で、陸軍特殊部隊を蹴散らしたこともありました。

自然現象を自分で起こせるすごい男、それが雷十太(らいじゅうた)なのです。

こう考えたら、彼は作中でも珍しい能力の持ち主だと思いませんか?

 

優れた力を持つ雷十太(らいじゅうた)がなぜ負けたのか?唯一で最大の弱点を紹介!

ここまでで雷十太(らいじゅうた)のすごい能力を紹介しましたが、結果は剣心に惨敗…。
弥彦にも罵倒され、剣心にも自信を砕かれ、かわいそうな退場でした。

飯綱を使える実力がありながらも、なぜ負けたのか。

なぜ人質に取った弥彦一人、倒すことが出来なかったのか?

それは、結論からいうと、「経験不足」、そしてそこから来る「心の弱さ」が原因だと思います。

これが唯一というか、最大の弱点でしょう。

そもそも雷十太(らいじゅうた)は、さつ人剣を標榜する割に、人の命を奪った経験が無かったのです。

だから、

「さつ人剣とは、奪った命の重みで奈落に落ちる剣、それがわからぬお前は剣客としては弥彦より劣る」

ことがわかっておらず、その証拠に、飛飯綱で剣心にかすり傷を付けただけで慢心し、威張っておりました。

確かにこれは、小物臭くてかっこわるい…

実際は、由太郎やごろつきに強者感を見せつけていたように、自分より弱い物を相手に威張っていただけではないでしょうか?

これが慢心のもとというか、心の弱さの原因でしょう。

剣心は小柄ではありますが、雷十太(らいじゅうた)を軽く倒せる実力の持ち主です。

剣客としては、相手の力量を見抜ける力が無いのも経験不足だし、そんな相手を怒らせるとどうなるか、分かっていないのもダメ。

最後の場面も、弥彦や剣心に罵倒されても、心が強くて自分の流派が正しいと思うなら反論の言葉と共に、弥彦を手にかければ良かったのです。

それに反論できず、自信を失い、ひいては頭を抱えるだけで剣客としての人生を奪われてしまいました。

また、雷十太(らいじゅうた)は飛天御剣流の一撃でやられたのも、防御力が低い証拠。

あまりダメージを食らったことのない経験不足を物語っているし、自分より弱い物ばかり相手にして威張っていた疑いが持たれますね。

防御力を鍛える修行も怠っていたのでしょう。

雷十太(らいじゅうた)は、どうすれば剣客として名を挙げられたのか?

雷十太(らいじゅうた)は、心の弱さと経験不足が最大の弱点なので、これを鍛えるべきだと思います。

芝居でごろつきを倒すのではなく、本当に用心棒的なことをして実際に敵を倒す経験を積めばいいのです。

そうすれば、由太郎のようなパトロンを手に入れなくても自分で稼げるし、自分の標榜していた「さつ人剣」がいかに甘かったか分かるでしょうし、第二の剣心になり得たかもしれません。

用心棒として働いて仮に負けても、修行をするきっかけになり得ます。

「俺は飯綱を使えるから攻撃力は充分だが、防御力が弱いから鍛えよう」

となれば強くなれますよね?

さらに、相手の強さを見極める力も付けば、由太郎の剣術の素質も見抜けるでしょうし、彼を本当の意味での弟子として鍛え上げれば、武術的にもパトロン的にも由太郎を自分のものに出来ます。

仮に由太郎が雷十太に匹敵するほど強くなれば、評判が高まるし、次々と弟子を教える構造ができ、それこそ用心棒集団としての「武術集団 真古流」が結成でき、彼は金銭的にもウハウハなはずです。

そうなれば、作中での実際のカスの雷十太ではなく、由太郎が心に描いていた本当の雷十太(らいじゅうた)が完成していた…

このように考えたら、作中の彼は自分の思想や現時点での強さに酔っていただけの、非常に残念なキャラです(笑)。

つまり、雷十太(らいじゅうた)は飯綱を体得しただけで調子に乗っていたおっさんということです。

やはり経験を積んで心を鍛えるべきだったと思いますね。

この考察記事を書くことで、雷十太(らいじゅうた)への私からの供養としたいと思います(笑)。

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