るろうに剣心の由太郎(ゆたろう)はどんな人物?剣術の達人になれた方とは?

この記事では、由太郎(ゆたろう)について紹介したいと思います。

ネタバレ注意でお願いします。

 

るろうに剣心の作中の由太郎(ゆたろう)と言えば、雷十太が登場する話で出てきて、彼の横に居る威張っていて生意気な男の子…みたいな雰囲気がありました。

このキャラって出番は多くないですが、弥彦とのライバル関係や父との確執など、色々とエピソードがありました。

そして雷十太を先生呼びして、師匠のように慕っていた過去があります。

しかし、彼にもとある悲劇が訪れました…。

この記事では、彼はどうすれば悲劇を回避できたか含めて由太郎(ゆたろう)のことを紹介します。

是非ご参考になって下さい。

 

るろうに剣心、由太郎(ゆたろう)の略歴を紹介。

由太郎とは、本名を塚山由太郎(つかやまゆたろう)といい、石動雷十太のもとで弟子をしている男の子です。

刀剣の商売によって財産を築いた東京の富豪、塚山家の御曹司で、恵まれた環境で生まれ育ちます。

ただ、由太郎(ゆたろう)自身は父のことを毛嫌いしている節があり、それは武士の魂である刀を売ることを疑問視していたからです。

そして、塚山家が暴漢に襲われているところを、雷十太に助けられたことがきっかけで、もう雷十太の強さに夢中になってしまいます。

そのまま雷十太に弟子入りするのですが、由太郎(ゆたろう)は雷十太には稽古の一つも付けてもらえません。

あれ?本当に雷十太の弟子なの?

と私も当時思いました。

この時点で既におかしいのですが、そのまま彼の手足となり、弟子役をしていたのです。

ひょんな縁から薫に誘われて神谷同情で竹刀の稽古を受けることになりました。

はじめて竹刀を持ったときは、その持ち方さえ知らなかった由太郎(ゆたろう)。

しかし、本格的に習ってからはぐんぐん上達し、ずっと生意気な態度を取っていた弥彦と違って、薫に対して素直なので、本気でやれば弥彦よりも成長が早いと思います。

弥彦が由太郎(ゆたろう)の撃たれ役になったときも、かなり弥彦は痛がっておりましたからね。

関連している箇所があるので、雷十太の記事も御覧下さい。

るろうに剣心、作中で由太郎(ゆたろう)を襲った悲しい悲劇とは

その後、「竹刀剣術は楽しかったけど、やはり雷十太に習いたい」といって雷十太を盲信する由太郎。

その後、雷十太は暴走し、自身が掲げる流派、真古流の勧誘を断った剣心に、なんと奇襲で襲いかかります。

この時点で、もう雷十太ヤバいって気付けよ!

その戦いに近くに居た由太郎(ゆたろう)が巻き込まれ、彼の飛飯綱というかまいたちの攻撃を受け、右腕の筋を切断されてしまいました。

二度と剣術の出来ない体にされたという最悪の事態です。

しかもこのとき、雷十太は由太郎(ゆたろう)のことを金づるのパトロンとしてしか見ていないと公言したため、剣心がブチ切れたのです。

自分を慕ってくれた人を負傷させて謝らない雷十太って、人ととしてひどすぎる!

と思ったのは私だけではないでしょう。

剣心が雷十太を倒した後は、すっかり落ち込みますが、ドイツへ渡って右腕の治療に専念すると同時に大好きだった剣術も忘れるつもりでした。

ただ、そのときに唯一のライバルであり、同じ門下生で最大の理解者の弥彦に発破をかけられて、剣術への情熱を取り戻したまま海外へ行きました。

由太郎(ゆたろう)が悲劇に遭う前、どうしてやれば最悪の事態を回避できたのか?

ではどうすれば、由太郎(ゆたろう)の悲劇を回避できたのか?

それは何より、奇襲を仕掛けてきた時点で雷十太はまっとうな人物ではないので、真っ先にその場に居た左之助か剣心が由太郎(ゆたろう)を避難させれば良かったのです。

このときの由太郎(ゆたろう)はまだ雷十太を信用しきっているので、なおさらこの二人が由太郎(ゆたろう)を力尽くでも避難させるべきでした。

そう思えてなりません。

ただ雷十太が飛び道具を持っていることまでは予想できないし、左之助と剣心でも由太郎(ゆたろう)を遠くまで避難させることを思いつくのは無理かな?う~ん、残念…

 

由太郎(ゆたろう)はどうすれば剣術の達人になれたのか?

ではここから由太郎(ゆたろう)が優れた剣客になれる可能性がある道を考察したいと思います。

由太郎(ゆたろう)は、前述したとおり、尊敬していた先生である雷十太に裏切られてしまいます。

なぜ裏切られたのかというと、「恋は盲目」的な感じで、雷十太を盲信していたからです。

そして、雷十太は非常に腹黒いキャラで、由太郎(ゆたろう)に稽古を付けたことは一度も無く、彼を金づるとしてのパトロンとしてしか見ていなかったのです。

では由太郎(ゆたろう)は、どうすればよかったのか?

それは、彼自身がもう少し客観的な視点を持つことです。

確かに由太郎達、塚山一家が暴漢に襲われたときに、助けてくれた(という芝居をした)雷十太のことをかっこいいと思って盲信する気持ちは分かります。

でもこれって、恋愛でたとえるなら、

「付き合う前は素敵な人だと思っていた男性が、いざ付き合ったらどうしようもないダメ男だった」

という現象と同じですよね?

付き合ったら相手をしてくれなかったり、豹変する彼氏はよくいますが、これと同じ。

まして、雷十太は全然エサを与えてくれない人でしたから、由太郎(ゆたろう)は客観的に彼を観察し、距離を置くべきだったのです。

むしろ、面倒を見てくれた薫を師匠として慕うべきだったと思います。
神谷活心流なら、弥彦という競い合うライバルも居たので、成長も早かったでしょう。

そして、由太郎(ゆたろう)自身も薫の指導に満足している発言や、舐めていた竹刀による剣術も楽しかったという発言がありました。

さらに弥彦とのライバル関係も、まんざら嫌ではなさそうでしたし。

何より弥彦より(?)一生懸命、竹刀剣術に取り組んでいました。

以上を踏まえたら、生意気全開の弥彦より素直な性格なので、弥彦より強くはなれるかわかりませんが、二人目の弥彦が誕生してもおかしくないと思います。

顔立ちも弥彦より整っていてハンサムだし(?)、彼が神谷活心流の二人目の門下生になれば、あの神谷道場も華やかになったでしょう。

う~ん、惜しい男子を失ってしまいました。

由太郎(ゆたろう)自身、お坊ちゃんですから、社会経験も弥彦より少なそうですし、物事を批判的に見る視点が欠けていたからこその悲劇だったのでしょう。

雷十太の一件で由太郎(ゆたろう)が目を覚まして、自分を大事に扱ってくれる人を見つけることが出来ることを願ってやみません。

もちろん、雷十太の飯綱を食らったから医学を志し、ドイツへ留学という道が開けました。

これが素晴らしい進路だったことは否定しません。

が、本来由太郎(ゆたろう)自身がしたかった剣術の道は大きく制限されたことはとても残念なことだと思います。

るろうに剣心 由太郎のエピソードまとめ

最後にるろうに剣心の由太郎(ゆたろう)についてまとめます。

  • 由太郎は、本名を塚山由太郎(つかやまゆたろう)といい、石動雷十太に弟子入りしている。
  • 刀剣の商売によって財産を築いた東京の富豪、塚山家の御曹司だが、父のことを毛嫌いしている節があり、武士の魂である刀を売ることを疑問視していた。
  • 塚山家が暴漢に襲われているところを、雷十太に助けられたことで、雷十太に惚れる。弟子入りするも、雷十太には稽古をしてもらってない。
  • 薫に竹刀剣術をしてもらって、成長するが、あくまで雷十太に習いたいという。
  • その後、剣心に奇襲で襲ってきた雷十太の飛飯綱を腕に食らって右腕の筋を切られ、剣術の出来ない体に
  • 治療のためにドイツに渡る。剣術は忘れるつもりだったが、弥彦に一喝され、また情熱を取り戻す。

という流れです。

本編での流れはこんなものですが、続編の北海道編で登場しており、燕と弥彦と由太郎(ゆたろう)の三角関係のようなものになっており、また一波乱有りそうです。

でもその際、左腕(片腕)だけでも剣術は出来るとのことで、また弥彦が由太郎(ゆたろう)を勧誘しています。

彼が新たな門下生になり、立派な剣客になる日も近いかも知れませんね。

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