この記事ではるろうに剣心の新アニメ、第12話の「お頭、四乃森蒼紫」についてのネタバレ感想を記します。
この話も前回の続きの恵を救出すべく、観柳邸に突入する話の続きで、般若と式尉との対決が終わり、ついに剣心が蒼紫と対峙するシーンです。
原作との違いがありましたら、それも詳しくお伝えしますね。
ネタバレ注意でお願いします。
るろうに剣心の第12話のネタバレ感想
以下紹介していきます。
まず、前回の続きで、観柳邸のホームで剣心はやっとお頭である四乃森蒼紫と対峙することになりました。最初に観柳邸で、般若と対峙しておりますね。
四乃森蒼紫の持つ刀は小太刀。
長脇差しとも呼ばれますが、普通の刀より、攻撃力に劣る分防御力が高い盾として使える刀のようです。
蒼紫はその見た目の通り、長身痩躯ですので、動きが速く剣心を圧倒しておりました。
22日(金)午前0時55分放送※木曜深夜
『#るろうに剣心』◤第12話『御頭・四乃森蒼紫』◢
剣心は遂に御庭番衆の頭・四乃森蒼紫と対峙。
最強の称号を追い求める蒼紫。
かつての維新志士として、
大義なき争いを許せない剣心。
幕末に殺しを生業とした二人が、プライドを賭けて激突。@ruroken_anime pic.twitter.com/7CDSTJurwK— フジテレビ (@fujitv) September 20, 2023

まあ剣心もたいがい速いんだけど、その剣心を圧倒する速さなので、蒼紫は相当な手練れなのでしょうね。
格闘技を使う剣士
剣での攻撃の最中、なんと、蒼紫は格闘技を織り交ぜて使うではないですか。
それもそのはず、
- 「般若に格闘技を教えたのはこの俺」
と発言しておりましたし、しかも威力も般若のそれとは違うようで、剣心は食らって明らかに苦戦しておりました。
剣心は小太刀で防御して、相手の隙を見て格闘技で攻撃する戦法だろうと言っておりますが、般若のそれより強いので、明らかにダメージを食らっている様子でした。
蒼紫の戦う理由
しかし、戦っていると蒼紫は観柳のために戦っているようではないと剣心が気づきます。
どちらかといえば、観柳は蒼紫達から完全に見下されている情けない存在でした。

まあ観柳はやっていることが最低ですからね。でも後にはいいキャラして帰ってくるんですよ
蒼紫が戦う理由と言えば、本人から語られるのですが、簡単に述べると以下の通りです。
徳川と御庭番衆が守っていた王城、江戸城ですが、徳川最後の将軍慶喜が自分たちと重臣達だけで大阪に逃亡し、その後、江戸城が西郷隆盛と勝海舟の階段の末、「無けつ開城」されたたときに、戦えなかったから。
「その時、もし御庭番衆のいる幕府軍が戦っていたら確実に俺達(御庭番衆)が勝っていた」と蒼紫はいうのです。
その戦法というのが町や江戸城を焼き払って、その混乱に乗じて要人を始末して勝つというものでした。

一般人の犠牲を何とも思わないなんという無茶な作戦
その発言に反発する弥彦に対して、「いまから再現してやろうか」と蒼紫は弥彦に冷たく言い放つのですが、今更そんなことをする気は無さそうです。
しかし、蒼紫が今こだわっているのは「自分たちこそが最強だという証」。
その蒼紫の冷たい闘争心から来る発言に剣心も怒り、蒼紫を倒す覚悟を決めます。
ただ、攻撃を仕掛けるのですが、蒼紫にはなかなか攻撃が入りません…。
さすが小太刀の防御力と蒼紫の動体視力は並ではありませんね。
ちなみに、この蒼紫ですが、強さや志は優れているものの、作者的には弱いキャラとして描かれているようです。
弱いというのは心が弱いキャラという意味。
これは、実際に作者コメントとして呼んだことがあります。
つまり、氷のような闘争心をたぎらせて、周りを顧みず、自分たちの目的にしか動けない人として描かれておりますからね。
観柳の暴走
で、観柳の登場です。
原作のマンガでは蒼紫に散々こけにされた存在のおっさんですが、アニメでは恵にも馬鹿にされており、結構いじられキャラとして確立しておりますね(笑)。

観柳は蒼紫に「カスが」って言われましたもん(笑)
観柳は剣心もそうですが、蒼紫も孤高の男のため、放っておくと観柳の金儲けの妨げになるので、いつか始末せねばならないと考えているようですね。
そんな彼が蒼紫達を始末するために持ち出したのが、後に彼を象徴する存在というか、彼のためのヒロインともいうべき存在のブツです。
何かというと、彼を象徴する武器、ガトリング砲。
#るろうに剣心 第8話
謎の敵に追われる謎の美女。
新キャラが多数登場して新章が開幕したお話でした。
シリーズを通して剣心と関わり活躍する御庭番衆も
続編でまさかの活躍を果たす武田観柳もここで初登場だったんですよね。そういえば阿片発覚のタイミングは旧アニメだと少し後でしたね。 pic.twitter.com/85dM37ED9E
— せーにん (@seininTK) August 25, 2023
もちろんこの明治の時代でのガトリング砲など、剣客にとってはひとたまりも無い超兵器です。
蒼紫の強さ
剣心は蒼紫を倒すことを考えてますが、蒼紫は簡単には倒せません。
蒼紫曰く、
- 防御に徹したときの俺の小太刀はライフルの弾さえ防ぎきる
といってました。本当か(笑)?
弥彦も言っていますが、剣心が人たちも浴びせられないといっており、実際に剣心がここまで苦戦するのは作中で初めてです。
般若との戦いで傷ついているのもありますが、ただ、剣心は相手の動きや攻撃を読んでから徐々に反撃していくスタイルなので、最初の方でやられているのは問題ありません。

この傾向は他のキャラとの戦いでもある傾向なので、これに注意してみてみて下さいませ
で、小太刀を見切る手立てが分かってきたというのですが、剣心の言葉は伊達ではなく、その手立てとは、逆刃刀を短く持つことで、小太刀と同じ間合いにして戦うこと。
つまり、斬れるところ(刃)の部分を持つので、痛いですよ(笑)
でも、これでやっと蒼紫に攻撃が届くようになりました。
蒼紫の方が間合いを制していたようで、剣心の方が有利そうだが懐に死角が生じるので、その剣の攻撃を小太刀で防いで、格闘で攻撃してくる戦法を見切ったようで、蒼紫の小太刀と同じ間合いで持つようにしたようです。
これでようやく互角に戦えるようになったと思うのもつかの間…。
蒼紫の奥の手
剣心の攻撃が初めて蒼紫の首筋に命中しそうになったことで、蒼紫は危機感を覚え、奥の手で仕留めるようですね。
まず、流水の動き。

これは人間業ではありません。こんなもんまねできるか!
アニメで見た時は本当にフラフラ動いて姿を消しているように見えますからね。
で、剣心が目をくらましている間に放ったのが、秘技、回転剣舞。
アバンストラッシュは踏ん張り効くから真似出来るけど
同じ逆手持ちになる、るろうに剣心 四乃森蒼紫の回転剣舞はこんな体制でよく三回分斬れるな!
真似出来んよ。 pic.twitter.com/aPi4a56q9Y— クモさん (@kumo_fr) October 26, 2020
これも人間業ではないので、実際にどう切っているのかは分かりません(笑)
で、一度は倒れてしまうのです。
今度は弥彦が相手するといきがって言っておりますが、まあやめたほうがいいでしょう…。
そして剣心はなんと鞘を間に挟むことで防御していたらしく、少し威力を落とすことで、なんとか立ち上がりました。
で、これには蒼紫も驚きの表情。

あの鉄の闘争心の蒼紫が驚くのだから相当なものだったんでしょうね
蒼紫は剣心に敬意を払い、意地でも最強の座が欲しくなったと言います。
もう一度流水の動きからの回転剣舞を仕掛ける蒼紫。
ただ、二回目は通じないようで、白刃取りからの、蒼紫ののど笛への強烈な突きで蒼紫に大ダメージを与えます。
これでのどを痛めた蒼紫も少しひけばいいのに、そんな状態から反撃で渾身のパンチを剣心に放ったので、蒼紫が自滅して倒れました。

これまで剣心を圧倒してたのに、たった一撃でやられる蒼紫もやや情けないかも…(笑)
蒼紫とケリを付けた後
割と一瞬で蒼紫は倒れた状態から復活します。
剣心は10秒ほどといいましたが、本当に10秒くらいでした。
で、彼の過去が語られます。
なぜ観柳の話に乗ったのか。
蒼紫自身は仕官の話も来ていたようですが、他の御庭番衆の四人には全く仕官の話がなかったようで、彼ら四人をおいて仕官など出来ないと述べるのです。

まあ蒼紫の言うとおり、般若とひょっとこと癋見と式尉では戦い以外は出来ないと思いますね。外見からして異様だもん。
で、観柳が登場です。
ガトリングガンと共に。
この時代のガトリング砲は脅威だぞってるろうに剣心で学んだ #西郷どん pic.twitter.com/w4AyPKJoyG
— もょもと (@ddddddddddddd_n) October 14, 2018
で、ここでのガトリング砲の説明で、南北せんそうや、北越せんそうでの活躍を紹介してくれておりました。

観柳曰く、「歴史を動かす破壊力」があったそうですね。
早速観柳が暴れ回ります。
般若達の動き
般若達、御庭番衆と四人も観柳達の動きを察して、左之助と共にホールに向かうようですね。
観柳は観柳で、ガトリング砲で早速蒼紫の足を狙います。
蒼紫はかつて観柳を馬鹿にした奴の一人ですからね。
そして、観柳の自分語り。
簡単に言うと、武田観柳曰く、金さえ有れば強さも権力も一瞬で手に入れられ、金こそが最強の証だというのです。

こいつの言い分はむかつくけど、一つの真理ではあるのですよね。
このエピソードの目玉(?)である剣心VS蒼紫様の戦闘より観柳の顔芸の作画に全力なアニメスタッフさん、力の入れどころを熟知し過ぎている。
そこの予算と制作にどれぐらいの年月と代償を払ったか。4枚目のセリフ、カイジの利根川さんからかなり支持されそうやな。#るろ剣#るろうに剣心#カンテレ pic.twitter.com/pLeqUSSsNh
— ペロリスト(🍬) (@raging_storm121) September 21, 2023
観柳自体に戦闘力はほとんど無く、大した奴ではありません。
ただし、顔芸がすごすぎて、どちらかというとこちらの方は非常に印象に残るのですが…(笑)。
そこに、式尉達が登場して、足を打たれて動けない蒼紫を守ろうとします。
その蒼紫をかばうように、式尉は観柳の凶弾に倒れます…。
そこでエンディング。
微妙に原作と違うところ
今回の新アニメの11話目の違うところは、なんといっても観柳のガトリング砲のご高説。

「レッツガトリング」というのは、原作や旧アニメにもなかったノリノリのセリフでしたね。
やはり武田観柳は作者のお気に入りキャラのようです。
で、もう一つの変更点は、尺の都合か、式尉のセリフが少なくなっておりました。
最後に蒼紫を助けに行くシーンで、式尉が剣心に一言、左之助のことを認めたような発言をしていたのと、観柳に撃たれた時に蒼紫に最後のセリフを言うのですが、それがなくなっております。

式尉は少し影が薄いので、この変更は少し残念でした。
るろうに剣心の第12話の原作漫画との対応話数
今回の話は、原作漫画第二十六幕~二十八幕に対応しております。
タイトルで言うと「御頭、四乃森蒼紫」「激闘」「死闘の果て」です。
今回は原作の単行本でいうと、ちょうど蒼紫の戦いの場面の四巻途中からなぞった展開ですね。
るろうに剣心第12話のまとめと次回の予想
次回は13話ですが、タイトルは「死闘の果て」。
次回は観柳の悪行が阻止されると思います。
お楽しみに。
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