るろうに剣心月岡津南の本名は?原作とアニメの細かい違い4点とは?

るろうに剣心の月岡津南の本名をこの記事で紹介します。

原作でも月岡津南はサブキャラ的な扱いで、あまり出てこないですが、左之助のエピソードとしては欠かせない存在だと思います。

しかし、彼は極めて重要な役割を間接的に果たしました。

それも含めてこの記事で紹介しますので、是非ご参考になって下さい。

「るろうに剣心」月岡津南の本名と声優

ではまず結論から述べると、月岡津南の本名は月岡克浩(つきおかかつひろ)です。

月岡津南は絵師としての名前ですから、いわゆる偽名ですね。

旧アニメ版では声優さんは家中宏氏です。

月岡津南のプロフィール、正体

月岡津南は、安政7年(1860年)1月生まれの18歳であり、血液型はA型です。

月岡は表向きは町で人気のある浮世絵師であり、浮世絵の絵草子でも評判が高く、すぐ売り切れるようです。

その正体は元赤報隊の準隊士であり、相楽左之助とは親友であります。

彼は手先が器用であったため、砲兵の役割を担当していたのです。

絵師になってからも、彼の器用さは役に立っておりましたが、彼は隊長であり恩人でもある相楽総三が明治政府の悪政により処刑されたことに深い恨みを持ち、明治政府への復讐の機会を窺っていました。

この点については、左之助も当初はそのことで明治政府を恨んで維新志士をぶっ倒そうとしていましたから、同じですね。

しかし左之助は剣心に諭され、彼の仲間になったことで改心しましたので、左之助の方が仲間に恵まれていたわけですね。

で、月岡津南は爆弾製造技術にも優れており、炸裂弾を開発して爆破作戦を行おうとしたが、緋村剣心に阻止されました。

その騒動が失敗に終わり、左之助から説得された後、彼は絵師の道を辞め、新聞屋として政府と戦う道を選んだのです。

その情報収集能力は優れており絵筆と文字の力を駆使し、彼は自身の信念に従って生涯を送りました。

その後、京都編などでちょくちょく登場します。

月岡津南の年齢、外見、能力

月岡の年齢は、前述の通り18歳で、実は年齢的には左之助より一つ下です。

外見はそこそこ男前ではありますが、長髪で怪しげな表情をしており、原作でもアニメでもいわゆる陰キャラだと思いました(笑)

がさつで力自慢な左之助は典型的な陽キャラですので、対照的ですが、彼との信頼関係は篤いですね。

能力的には左之助のような怪力はありませんが、縁の下の力持ち的な能力があり、手投げ式の炸裂団を大量に作れる能力があります。

さらに新聞屋としての情報収集能力も優れていて、左之助に志々雄の情報をリークしておりました。

「るろうに剣心」の月岡津南の出てくるエピソード

月岡津南の出てくるエピソードは大きく分けて二つあります。

一つ目は、東京編での左之助との出会いからの炸裂弾による政府破壊計画の時。

これは、前述の通り、政府を転覆させようとする計画で、剣心により止められます。

二つ目は、京都編の序盤。

左之助が京都に行こうとするときに一度、月岡津南のところで情報を得てから行くことになります。

そこで月岡が登場するのですが、手製の改良した炸裂弾を護身用に左之助に託します。

またそこに現れた斎藤と、左之助の一騎打ちを見守ってくれておりました。

月岡が出るエピソードは、大体この二つくらいです。

「るろうに剣心」作中での月岡津南の隠れた功績

月岡津南は左之助や弥彦に比べると、確かにちょい役ですが、彼の重要な役割というか、彼が作った功績は多大なものがあります。

それは何か?

京都編で、志々雄が巨大戦艦、煉獄に乗って東京に向かって大阪港から東京へ、政府を狙いに行くシーン。

左之助が投げた月岡津南の手製の炸裂弾で、志々雄の戦艦、煉獄を沈めたことです。

煉獄は志々雄の財源の大半をつぎ込んだようで、これのせいで志々雄一派は大損害を負いました。

これがもし阻止できなかったら、つまり月岡津南の炸裂弾が無ければ、剣心達は時間や仲間をを気にしながら海上での戦いを余儀なくされます。

よって、宗次郎と志々雄の二人相手に勝てたか不明だったということ。

少なくとも志々雄のアジトでタイマンで戦うより不利だったと思います。

左之助も居ますが、宗次郎と志々雄相手に左之助が役に立つかどうかは微妙なところ。

そう考えたら、月岡津南は影のヒーローと言えると思いますね。

 

月岡津南の原作とアニメの差異

では次に、月岡津南の原作と(旧)アニメの差異を紹介します。

基本的な役柄は同じなのですが、実は細かい箇所で何点か差異があります。

それを紹介しますね。

月岡津南のアニメと原作の差1点目

まず、1点目。

  • 旧アニメ版だと作中で最初に出会って政府爆破計画を左之助に話した後、神谷道場で宴会に参加しない。

まず最初の差異がこれです。

左之助が企画した神谷道場の宴会で、原作では月岡津南も参加したのに、旧アニメでは月岡津南は宴会に参加しませんね。

その代わり宴会は玄斎とあやめ、すずめ、恵が参加しており、より賑やかになっておりました。

より、政府を転覆させることについて、計画的になっているのかもしれません。

一方、原作では月岡は宴会に参加したのに拘わらず、「全然楽しくない」という旨のことを言っていました…。

月岡津南のアニメと原作の差2点目

次ですが、政府爆破計画の最中です。

  • 旧アニメ版では、内務省にいった後、邪魔をしに来た剣心と左之助が再戦する。月岡は原作よりやや明るく、仲間思いな性格が見られる。

旧アニメ版では、月岡の炸裂弾で邪魔をしに来た剣心を攻撃しようとしたのは同じですが、なんとその時左之助が足止めして、剣心と再戦します。

当然左之助は剣心にボコボコにやられますが、その隙に左之助は月岡津南に「お前だけでも行け」といいます。

そのときに、月岡津南は左之助の身を案じ、さらに

「バカ野郎、お前を置いていけるか!」と、行くのをためらいます。

そこで月岡の暴走がストップ。

このように旧アニメ版では、月岡が左之助思いな面を垣間見せます。

ちなみに最初に左之助を自身の政府爆破計画に勧誘した際も、今の生活を楽しんでいる左之助に遠慮している面がありました。

さらに原作に比べると、旧アニメ版は全体的な表情もやや明るい印象でしたね。

それに対して、原作では月岡津南の暴走は、左之助が内務省で腹パンすることでストップします。

原作では月岡が話すときの表情にも影が描かれており、左之助のことは信用しているようですが、かな~り暗そうな性格でした。

 

月岡津南のアニメと原作の差3点目

最後に3点目。

  • 京都編の序盤、左之助の京都行きを斎藤が制止しようとした時の決闘を、旧アニメ版では月岡津南が家から出て観戦している。

京都編の序盤で、京都に旅立った剣心を追おうと、再び左之助が月岡津南のもとに行きます。

が、その時に月岡津南の長屋にやってきた弥彦が斎藤に尾行されて、左之助が彼と戦います。

当然、左之助は斎藤にボコボコにされますが、その時の戦いを原作では月岡は家の中で見ていたのですが、旧アニメでは家の外で弥彦と一緒に見守っておりました。

その時も、月岡は左之助の身を暖かく案じている印象がありました。

月岡津南のアニメと原作の差4点目

最後に旧アニメの完全オリジナルエピソード、島原編にて、月岡津南が間接的に活躍します。

月岡津南は島原編では出てきませんが、何と彼が左之助に託した炸裂弾を、庄三という人物が使ったことで、黒幕の傀王たちを倒してしまします。

 

こんなところまで月岡津南が活躍しているんだ。

 

縁の下の力持ちというか、月岡津南の手先の器用さは島原編の事件解決にまで貢献していたんですね。

 

このときの剣心は視力を失っており、庄三はその傀王たちに圧倒されてピンチでしたから、炸裂弾無しでは傀王達を倒せていたか分かりませんからね。

 

るろうに剣心 月岡津南まとめ

最後に月岡津南のことについてまとめます。

  • 月岡津南は、表向きは絵師だが、本名月岡克浩(つきおかかつひろ)、元赤報隊の準隊士で、手先が器用だった。
  • 左之助との信頼関係は篤く、炸裂弾を大量に生産しており、東京編で政府転覆計画を左之助と共に行おうとしていた。が、剣心に阻止される。
  • その後は新聞屋に転職し、京都編の序盤で再登場し、京都に向かう左之助に情報提供し、炸裂弾の改良型を護身用に持たせた。
  • 月岡の炸裂弾の改良型により煉獄は破壊され、志々雄による東京の政府転覆計画を阻止した。その意味で政府を救った影のヒーローである。
  • 旧アニメ版は原作よりやや性格が明るく、仲間(左之助)思いの面が強調されている。
  • 旧アニメ版の島原編でも、黒幕を倒すのに炸裂弾が役立った。

原作ではあまり出てきませんでしたが旧アニメでは少しだけ明るくなって出番も増えていますので、是非御覧下さいませ。

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