るろうに剣心の巴の最期の謎2選!?漫画とOVAの違いとは?

この記事では、るろうに剣心の巴の最期について紹介します。

巴と言えば、剣心の亡き前妻ですよね。

口数が少なく、笑顔を見せることは滅多にないミステリアスな女性という印象です。

この巴ですが、もとの婚約者の清里の命を、剣心によって奪われていました。

その剣心と一緒に暮らすんだから運命の皮肉と言わざるを得ません。

そこで今回は、巴の最期の場面と、その場面にまつわる謎2点。

それらを詳しく述べると共に、漫画とOVAの違いについても紹介し、その意味を考察したいと思います。

ネタバレが含まれますのでそれをご了承の上、是非ご参考になって下さい。

この記事はるろうに剣心に興味がある人、巴の最期の展開が気になる人に役立ちます。

るろうに剣心の巴の最期は?

では結論から述べると、巴は剣心の刀で命を落としてしまいます。

もちろん、彼女を手にかけようとしていたわけではなく、偶然命を奪ってしまったのです。

闇乃武の辰巳というお爺さんの戦士と結界の森で戦い、闇乃武メンバーに五感を奪われていく剣心。

「いくら凄腕の剣心といえど、あの時はかなり不利な状況だったよね…」

で、ついに視覚が奪われて、辰巳に最期の攻撃を使用とした瞬間、巴が飛び出してきて、彼の刀が当たって致命傷を負ってしまうのです。

そして巴は、そのまま亡くなってしまいます。

何という悲しい運命でしょう…

 

巴の最期で、漫画とOVAの違いは?

巴が最期を迎えるのは同じなのですが、そのときの場面の詳細が漫画とOVAでは違います。

具体的には、巴が剣心に(過失で)やられた最期の場面で、剣心に十字傷(二つ目)を負わせます。

その傷の付け方が違います。

漫画では、曖昧な表現になっていて、巴がやられた時に手にしていた彼女の短刀が彼女の手を離れ、たまたま勢いで剣心の頬に当たって、きれいに十字傷になってしまった感じ。

この展開、個人的には少し違和感があったような…そんなにきれいに傷がつく?

そしてOVAでは、刀で背中をばっさりやられた直後、剣心に抱きかかえられた巴がその場で、彼の頬に傷をつけたのです

やはりこちらの方が違和感がないように思えます。

どうして巴は剣心に傷をつけたのかな?

確かに、これは作中では明かされておりませんからね。

彼女にとって剣心は、清里に続く二人目の愛する彼氏(夫)だったわけです。

もともとは巴は闇乃武に依頼されて、剣心の弱点を探るために来たスパイのような存在でした。

しかし、一緒に過ごす内に巴は剣心を愛してしまいます

まあ一緒に過ごしていると、相手のいいところも見えて好きになりますからね。

もともとは剣心は、自分にとって憎い仇、しかし一緒に過ごす内に大事な男性の一人になってしまった。

つまり、剣心に対して憎悪と愛情を持った状態でいたのです。

相反する感情を同一対象に持つことを、これをアンビバレントと言います。

その複雑な感情による、最期の行動だったのではないでしょうか。

せめてもの復讐として傷つけた?それとも、ちょっと変わった忘れ形見として残した?

いずれにしても、謎は残りますが、こちらの展開の方が考察の余地が多くて好きですね。

巴の最期のセリフについての謎

次に、巴の最期のセリフについても謎が残ります。

巴が剣心に最期に言ったセリフが、

「ごめんなさい、…あなた」でした。

女性が「あなた」というのは男性に向けて言うのが普通ですし、その相手は、明らかに剣心か清里かのいずれかでしょう。

剣心に向けたのだとした場合は、
「あなたを騙して近づいてごめんなさい。」になります。

一方で、清里に向けているのだとしたら、
「あなた以外の男性(剣心)を愛してしまってごめんなさい」になります。

両方の可能性があるよね

人間の気持ちというのは単純なものではなく、前向きな感情と、後ろ向きな感情、両方を同時に持っても不思議ではないですからね。

特に巴のような複雑な状況におかれては、彼女にしか分からない苦しみがあるのでしょう。

 

るろうに剣心 巴の最期のまとめ

この記事では、るろうに剣心に出てくる、剣心の妻、巴の最期の謎について2点紹介しました。

  • 最期の場面での、十字傷の付け方の違いがある。
    漫画では短刀が勢いよく彼女の手から離れてたまたまついた
    OVAでは、おそらく剣心への複雑な感情を込めて巴が自らつけた。
  • 最期のセリフ、「ごめんなさい…あなた」は、剣心あてなら「騙して近づいてごめんなさい」、清里あてなら「他の男性を愛してごめんなさい」の意味になる。

以上、巴の最期の謎について考察しました。

途中からバトル漫画の様相を呈する「るろうに剣心」の中でも、とても印象的なシーンなので、私は今でも覚えております。心に残ると思いますので、あなたもぜひ見ていただきたいと思います。

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