るろうに剣心の薫は邪魔なのか?薫が邪魔だと言い切れない理由3つとは?

この記事では、るろうに剣心の薫は邪魔な存在なのかを考察していきたいと思います。

アニメや漫画において、しばしばヒロインは主人公を支えるための存在のはずが、嫌われることがあります。

「○○(某作品のヒロイン)って本当にウザい」
「主人公の邪魔をしている」

というような文言がよくネット上に見られますよね。

実は「るろうに剣心」の薫もそのように言われることがあります。

では、薫は本当に邪魔な存在なのか、検証したいと思います。

アニメと実写映画の両面から考察しますので、ぜひ参考になさって下さいませ。

この記事は「るろうに剣心」の薫のファンの人、薫がウザいのか疑問の人に役立ちます。

「るろうに剣心」の薫は邪魔な存在か?

では私の結論から言うと、「るろうに剣心」の薫は邪魔な存在ではありません。

むしろこのヒロインは、「いた方がいいけど別に居なくてもいい」タイプのヒロインではないのです。

なぜなら、薫が居たからこそ乗り越えられたシーンがいくつかあるからです。

逆に言うと、薫が居なければ、剣心が命を落としていたシーンがあります。

その点で、主人公の足かせとなっているだけのいわゆる「ウザいヒロイン」とは違うと思うのです。

「え?そんなシーンあった?剣心にとって邪魔なだけでは?」

と思ったあなた。

なぜ、薫は剣心にとって「邪魔な存在ではない」と言えるのかを考えていきますね。

理由が3つあります。

薫が邪魔だとは言い切れない理由その1

まず1つ目の理由、「るろうに剣心」作中において、薫は剣心の心の変化、成長に欠かせない存在だからです。

最初に東京で剣心が薫に出会ったときに、薫は人斬りだった剣心に対して、「私は人の過去になんかこだわらない」と発言していました。

この件をきっかけに、しばらく流浪をやめて道場にとどまりました。

物語の始まりのシーンでスルーされがちですが、これって結構すごいことで、どこに身を寄せることなく流れ続けている剣心が始めて一カ所にとどまったのです。

これは大きな心の変化です。

その後、京都編になり、志々雄の悪行をとめるために、一人京都に向かう時の別れ際に、薫に対して「嬉しかった」と発言しております。

そして、志々雄との戦いの後、薫達も京都に行き、一緒に志々雄と戦い、最後には道場に戻ってきました。

そのときに「ただいま」と発言しています。

以上より、人と深く関わらなかった剣心に心の変化を生じさせ、仲間の存在を感じさせ、帰る場所を作った存在、それが薫です。

そんな彼女を邪魔だと言うのは、すこしひどいと思います(笑)。

薫が邪魔だとは言い切れない理由その2

次に2つ目の理由ですが、確かにその1だけの理由なら、

心の支えとか、仲間意識を感じさせるだけなら、他作品にもそういうヒロインいるやん

と思われるかも知れません。

しかし、次に紹介する場面は、薫が居なければ、乗り越えられなかったシーンです。

これが薫が邪魔だと言い切れない決定的な理由です。

それは、師匠と出会った後、奥義を会得しようとしていたときに、剣心が「自分の命を捨ててでも奥義を会得しなくてはならない」という言葉を口にしたときです。

その言葉に呆れた師匠は、バカ弟子(剣心)に奥義の代わりに引導を渡そうとします。

襲いかかってくる比古師匠を前に、薫たち仲間の存在を思い出し、「生きようとする意志」を見いだしたシーン。

そして見事に奥義を会得しました。

これは、間違いなく薫たちと一緒に道場で暮らしていた経験があったからこそだと思います。

剣心に仲間がおらず、自分の命に対して投げやりになっていたら、ほぼ確実に師匠にやられて終わりだったでしょう。

よって、薫は剣心の命を間接的に救ったと言えます。

心の支えだけでなく、命も支えてくれたヒロイン、それが薫です。

以上より、薫は剣心にとって邪魔どころか、命を救ってくれた存在だと言えるのではないでしょうか。

 

薫が邪魔だとは言い切れない理由その3

最後に3つ目、剣心が不在の時、葵屋に残ったメンバーを指揮して、十本刀との戦いに身を投じています。

その際に、主に戦闘に慣れていないであろう操と弥彦に指示を出し、鎌足と蝙也を倒すに至りました。

しかも十本刀の中で中堅クラスの強さを持つ鎌足に、最初は苦戦していましたが、操とのコンビネーションで、鎌足の大鎌を破壊して何とか倒せました。

この葵屋での蝙也、鎌足との戦い、戦力的に結構ヤバかったよね…

操は鎌足に簡単に肋骨を砕かれておりましたし、おそらく操だけでは鎌足を倒せなかったと思われます。

弥彦も素質はあり、確かに蝙也を退けましたが、まぐれ勝ちだと思われる面もあり、さすがに鎌足までは倒せないと思います。

よって、この時点では薫の戦闘力の存在が大きかったと思います。

要するに、薫は単に剣心の心の支えとなっていただけではなく、戦えるヒロインという側面があります。

確かに左之助や剣心には遠く及びませんが、これは彼らが強すぎるからであり、薫は他作品にはいない、戦えるヒロインだと思います。

「るろうに剣心」で薫が邪魔だと少し思ったシーン

しかし、実写映画のるろうに剣心では一つだけ薫が邪魔だと思われても仕方ないシーンがありました。

それは、薫が志々雄一派にさらわれたシーンです。

もちろん、原作にそんなシーンはなかったので、この実写映画のシーンは、唯一剣心の足かせになったと思います。

ヒロインがさらわれるのは、他にもよく見られるシーンですが、このシーンは確かに邪魔になっておりますね。

薫がさらわれたことは、剣心が志々雄と戦う動機付けにはなるので、剣心の闘志をさらに燃やしたかも知れませんが、どちらかというと人質を取られていることになりますからね。

このシーンだけは私も薫が剣心の邪魔になったかも知れません。

まとめ 「るろうに剣心」の薫は結局邪魔なのか?

では最後に薫は邪魔なのか、まとめます。

薫が邪魔だと言えない理由

  • その1 剣心の心の変化を起こし、仲間の存在を感じさせ、帰る場所を作った
  • その2 生きようとする意志を気づかせ、剣心の命を間接的に救った
  • その3 十本刀、鎌足を前に操を指揮して戦い、見事に退けた。

薫が少し邪魔だったシーン

  • 志々雄に捕まってしまって足かせとなった。

以上、少し邪魔になったシーンもありましたが、やはり命を救って、自分も十本刀と戦った功績は大きいと思います。

だから薫は「るろうに剣心」に於いて私は邪魔ではないという結論を出したいと思います。

 

 

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