るろうに剣心の薫の復活の流れ紹介!関連する謎二つも考察!

るろうに剣心の薫が復活する流れを、この記事で解説したいと思います。

神谷薫は一度雪代縁によって刀を突きさされ倒されておりますが、のちに復活します。

しかしそこにまつわる疑問点も2点ございますのでそれも紹介し、考察したいと思います。

なので、是非参考にしていただき、人誅編を楽しんでくださいませ。

 

るろうに剣心の薫の復活の流れ

結論から述べると、薫は一度雪代縁によって刀を突きさされて貫かれて命を落としております。

しかし、そのあと絶望の淵に立たされた残りメンバーが、薫の遺体をよく調べてみるとそれは精巧に作られた人形であることが判明します。

そして薫は生存しているのではないかという復活のストーリーになっていくのです。

(ちなみに人形を作った人物は雪代縁の仲間の一人、外印です)

実際は絶海の孤島に薫は連れ去られ、監禁されていました。

これが薫の生存、そして復活の流れ。

 

しかし、本当に薫が命を落としたと勘違いした剣心は、心に深い傷を負って落ち込み、落人群(らくにんむら)に身を寄せます。

本物ではなく、本物そっくりの人形をあたかも本人にとどめをさした形にした理由は、雪代縁は薫と同じくらいだった年齢の姉を剣心に奪われていて心の傷を負っていたからです。

つまり、薫くらいの年頃の女性を手にかけると、過去のトラウマを思い出すという抵抗があったからだと思われます。

一方で、剣心は落人群に身を寄せて、そのまま座ったままの廃人になります。

左之助が薫の敵討ちに行こうというのですが、何を言っても反応しません。

その後、残された弥彦が雪代縁の同志の一人である、強敵鯨波と苦戦しながら街中で戦っているのを助けて欲しいという声で立ち上がるというわけです。

これで正式に剣心が復活というわけです。

 

薫の復活にまつわる2つの謎の考察

さて、薫が復活する時の疑問点は二点あります。

以下それぞれ考察していきますね。

薫の復活の謎1つめ

1つ目は、本物に見間違えるくらいの薫そっくりの人形を作れる技術があったのか、ということです。

薫と外印については、葵屋での「十本刀VS薫や弥彦たち」との戦いで接触しているので、ルックスを把握する時間はあったと思います。

そのあとで外印が人誅編までに作れるのかというのと、疑問がありますね。

そもそもあの時代に夷腕坊のような巨大で戦闘力にも優れた人形が作れたこともそうですが、人間そっくりの人形を作れる技術があるのかも疑問が残ります。

この辺りはさすがに超展開だとは思いますが、そもそも剣心たちの技や身体能力も超展開ではあるので、これくらいの展開は許容されるのでしょう。

薫の復活の謎2つめ

2つ目は、剣心が燕の助けを求める声で復活するのかということ。

薫(の人形)の悲劇により、剣心は深く闇を落としことになりましたが、左之助の「雪代縁を倒しに行くぞ」という声には一切反応しませんでした。

雪代縁はある意味、志々雄以上の大敵のはずで、縁を放置すれば他の人にも被害が及ぶことも考えられます。

剣心ならそれくらいのことは予想できたと思いますが、一切手を出そうとしなかったのは、それほど剣心にとって薫の悲劇はそれほど重い意味があったのでしょう。

しかし、弥彦が鯨波と街中で戦っていて、このままでは弥彦の命を落とすから助けて欲しいという声には反応したのです。

この時がやや超展開だと思いました。

確かに弥彦の危機は、その他大勢の被害とは違って、自分と近しい存在だったので、剣心が立ち上がって動いてくれたという可能性はあります。

しかし、一番大事な薫という存在が自分のせいで亡くなっていると思われたのに、これだけで動くのは少し疑問が残りました。

むしろ、この時にこそ薫がまだ生きている可能性があることも伝えたら、より明確に剣心の心が動き、立ち上がる動機になったと思います。

もしくは「捨てきれない思い」の答えを剣心が見つける描写がもう少し明確に出ていたら、よりテーマがハッキリ見えてわかりやすかったでしょう。

ちなみに剣心の生きる目的というか、その時出した答え(真実)は「自分の目に見える弱きものを守る」ことだと思います。

薫は復活してよかったのか考察

一度は亡くなったと思われた薫が復活するか、そのまま亡くなっていてもらうかは、作者が非常に悩んだところのようです。

テーマ性を重視するなら薫はそのままなくなってもらうべきだったが、少年史の最後は笑顔のハッピーエンドがふさわしいということで、復活の流れになったようです。

これについては、私もほぼ同意見で、薫が復活してくれて本当に良かったと思います。

さすがに時代性や物語性を考えると、薫の復活は超展開が過ぎる個所もありますが、私個人もやはり最後は幸せに終わって欲しかったです。

逆に人誅編で亡くなっていたら、息子の誕生はおろか、続編である北海道編にもつながりませんからね。

それと仮に続編が出たとしても、剣心の心に暗い影を落とし、東京には来ないし、心の傷によって、今後剣心はどこか一か所に身を寄せることも、仲間を作ることも無いと思いますね。

薫は剣心が心動かされた最初の仲間でもありますし。

もちろんヒロイン無しで進行する漫画などもありますが、一度正統なヒロインっぽい薫が登場している以上、薫が亡くなったまま進行したら少なからず暗くなると思います。

また、作者の和月氏は、ヒロイン不在になった京都編の序盤で、代理のヒロインとして操を登場させています。

これは単行本版の漫画の作者コメントにありました。

よって、作者さんは基本的に男性ばかりの物語ではなく、ヒロインに当たる女性を出したいと思っているようなので、その意味でも薫は復活する流れは妥当だと思います。

るろうに剣心の薫の復活のまとめ

この記事で、るろうに剣心の薫の復活について述べました。

まとめます。

  • 薫は一度雪代縁に手をかけられたと思われたが、それは外印が作った人形であることが判明し、薫生存の可能性が示唆される。実際は縁のアジトの無人島に監禁されていた。
  • 剣心もそのことで暗い影を落とし、左之助の呼びかけにも応じないが、弥彦の助けを求める燕の声で立ち上がり、復活する。
  • 薫復活については、人形を精巧に作れる技術があったのかという点と、剣心が燕の一声で立ち上がる描写に多少疑問は残る。

以上、人誅編の中盤のターニングポイントについて述べました。

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