この記事では、るろうに剣心の原作漫画の巻数を紹介したいと思います。
るろうに剣心と言えば、主人公の緋村剣心が流浪人(るろうに)として、目に映る人々を守っていく作品ですが、現在でも根強い人気があります。
特に実写映画も大変な人気で、大好評を博しましたよね。
この映画などをきっかけにるろうに剣心に興味を持たれたら、原作漫画も読んでみることを強くオススメします。
剣心自身の内面に抱えた葛藤により、考えさせられる場面がたくさんありますし、多彩なキャラクターとの関係も楽しめます。
しかし、単行本、完全版、文庫本の3種類発売されているので、
「どれを買えばいいの?」
となることもあると思います。
そこで今回、「るろうに剣心」の原作漫画の3種類の巻数と、それらの特徴を細かく紹介したいと思います。
この記事は、これから「るろうに剣心」の原作漫画を読もうとしている人、何版を買おうとするか迷っている人や、巻数を整理したい人に役立ちます。
「るろうに剣心」の漫画の巻数はそもそも何巻?
では、最初に「るろうに剣心」の原作の巻数を紹介したいと思います。
結論から言うと、漫画は3種類あります。
- 単行本は、28巻、
- 完全版は、22巻、
- 文庫版は、14巻です。
一番多いのは単行本で、文庫本がその半分で最少ですね。
では、これらはどう違うのか、それぞれの違いを紹介しますね。
「るろうに剣心」単行本のメリット、デメリットとは?
それでは、まず単行本です。
これは、集英社から発行されている一般的な単行本サイズ(ジャンプコミックス)の漫画で、全28巻でした。
1994年から発行されている一番古い「るろうに剣心」のジャンプコミックスの漫画で、これの最大のメリットとしては、流通数も多くなんと言っても安価で手に入るところですね。
具体的にメリット、デメリットを並べていきますね。
【メリット】
- 表紙裏の巻頭には作者の和月先生のコメントが載っている。
- 扉ページ前の合間のページ人作者のコメント付きの赤裸々なミニコーナー付き。
- 28巻に、「メテオ・ストライク」という、剣心と全く違う読み切り漫画掲載。
- 表紙が90年代当時の和月先生のイラストである。
【デメリット】
- 後日談の「弥彦の逆刃刀」、番外編「春に桜」が未収録。
- 紙質がさすがに古く、痛みやすい。(既に痛んでいる物も多い)
- 小さいので、読みにくいかも知れない。
単行本で知っておくべき事として、何より、作者の当時の思いを述べたコメントが付されているので、本当の意味の原作漫画はこれかも知れません。
90年代を思い出すようなコメントですので、味があります。
ここを読むだけでも価値があると思います!
当時作者は結構ゲーマーだったようで、サムライスピリッツやTO HERATなどのゲームをしていたときの所感などが述べられています。
作者さんのコメントで「すっげー下手、載せなきゃ良かった」と書いてある箇所もありますが、私はそこまで違和感がなかったです。
デメリットとしては、絵が小さいので、少し読みにくいことがあるかも知れません。
中古の本を扱う店では、比較的安価で手に入ると思うので、本当の意味での当時の原作を読みたいなら単行本をオススメします。
「るろうに剣心」完全版のメリット、デメリットとは?
そして次、完全版と呼ばれる、大きいサイズのものでは、22巻でした。
こちらは、2006年より発行されているので、90年代の物より、遙かに新しいです。
【メリット】
- 最終巻には単行本では未収録の作品が収録されている(※文庫版と共通)
- 紙質が3種類の中では最も良くて、大きくて見やすくコレクター推奨!
- ジャンプで掲載時にカラーだったページがそのまま再現。
- 表紙カバーの下に、和月先生のアップデートされたイラストが掲載されている。
【デメリット】
- 3種類の中では最も高価なので集めるハードルが高い。
- 単行本にある作者のコメントが無い。
この中で最も強調したいのは、完全版には表紙カバーの下に、和月先生のアップデートされたイラストが掲載されている点ですね。
さらに単行本にない、「弥彦の逆刃刀(やひこのさかばとう)」および番外「春に桜」が収録されていますが、これは、以下の文庫本にもあります。
これは、今は入手困難かもしれないので、上記には載せていませんが、初版特典の小冊子4冊に、なんと他では未掲載の物があります!
それは、「るろうに短信 全12冊」「時事随想拾遺 上・下巻」「設定秘話拾遺 上・下巻」「宣伝企画拾遺」となります。
初回版だけなので、今から集めるのは大変かも知れませんが、本当のファンならゲットしておきたいところですよね。
「るろうに剣心」文庫版のメリット、デメリットとは?
さて、最後に、2012年より発行された文庫版全14巻の事を紹介しますね。
【メリット】
- 単行本に比べると、紙の質が良く、さらに単行本より安い。
- 最終刊に、単行本に未収録の作品が収録されている(※完全版と同じ)
- 表紙のイラストが、完全版よりさらにアップデートされたイラストで掲載
【デメリット】
- 単行本にあった作者コメント、完全版にあった表紙カバー下のイラストがない。
- 単行本よりさらに小さいので読みにくいかも知れない。
ということでしょうか。
これは3種類の中で最も巻数が少ないので、場所を圧迫しませんが、単行本や完全版と比べると特典は少ないかもです。
ただ、本編の話だけを読破したいなら、気軽に集められる分文庫版が一番いいかもしれません。
まとめ 3種類の「るろうに剣心」漫画の巻数と、どれが一番いい?
さて、この記事では、3種類のるろうに剣心漫画について巻数と共に特徴を紹介しました。
- 単行本は、28巻
- 完全版は、22巻
- 文庫版は、14巻
でした。
最後に、「どれが一番いいのか」と言われたら目的によって異なりますが、今から本編だけを読もうとするなら、最も巻数が少ない文庫版でいいと思います。
なぜなら紙質もいいし、古くさくもなく、一番安価で新品が手に入りますからね。
逆に中古でもよく、古さやスペース圧迫が気にならないなら、最も安価なのは単行本の中古だと思います。
リサイクルショップなどで最も安く買いそろえられるのではないでしょうか?
「レトロな雰囲気がいいんだよね~」
っていう場合は、単行本一択ですね。
何より、こちらは90年代当時の雰囲気を味わえます。
作者の当時の葛藤や思いを読めるのは単行本だけです。
ぜひこちらも検討してはいかがでしょうか?
一方で、値段を気にせずこれから剣心にどっぷりつかる、マニアになろうと思うなら、完全版がいいでしょう。
カラーのイラストもきれいだし、本も大きい、後日談もあるし、表紙裏イラストも楽しめる。
これは完全版の特典です!
最後に私のオススメは、とにかく当時の雰囲気を味わいたいので、単行本を一押ししていますが、後日談も気になるので、文庫本の最終巻のみ持っています。
単行本が中古でいいなら、リサイクルショップに沢山売られていますし、これが一番安上がりでストーリーを楽しめますよ。
あなたもご自身のスタイルに合わせて、「るろうに剣心」を買って欲しいと思います。
ちなみに東京編、京都編、人誅編の各編の巻数はこちらの記事で紹介しております。
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